7月16日~19日未来モノづくり国際EXPOにハイネルを展示しました。
こんにちは浅見です。ずいぶんと前の展示になります。時が経つのは早いです。汗

福祉分野ではない展示会に、なぜハイネルが?と思われるかもしれません。
2024年、「ハイネル」は第11回ロボット大賞・優秀賞を受賞しました。そのことがきっかけとなり、今回ロボット大賞のブースにて展示がかないました。
審査員からは、以下のような評価をいただきました。
『ロボット技術を活⽤することにより、⾝体のズレを発⽣させない機構を設けたうえで、側屈、回旋、伸展の姿勢変換を⼈⼿に頼らず、⾃ら操作することができる点に先進性がある。
利⽤者が必要とするタイミングで安楽姿勢に変換し、その状態を保持することができ、⾝体拘縮の予防をはじめ、呼吸や嚥下のしやすい姿勢をとることも可能となる。
これまで介助者に依存していた姿勢変換を利⽤者は気兼ねなく、さらには就労や就学の場⾯など、⻑時間の⾞いす利⽤の苦痛も⼤幅に軽減する。』

会場はバリアフリー展2025と同じ、インテックス大阪です。
今回は4日間の展示でしたので、多くの方にご試乗頂きました。
今年はもう1回大阪での展示があります。文末に案内書きました。

今回はロボット大賞受賞したロボットたちとの合同の紹介となります。
[ファナック株式会社]高精度本格加工ロボット M-800
[株式会社Preferred Robotics]のカチャカ
[国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構/中央大学 /国立大学法人東京農工大学/ 同志社大学/株式会社タカラトミー /ソニーグループ株式会社]超小型月面探査ローバLEV-1&LEV-2
[株式会社NEWGREEN]水田に浮かべる自動抑草ロボット「アイガモロボ」
などなど、早々たる受賞ロボット中でハイネルを紹介する機会を頂きました。




海外の方、仲間、先生、子供 中国からの視察団やいつもとは違う雰囲気でした。
誰でも名前を聞くような有名企業さんの研究開発・新規事業部の方々が多かったです。福祉分野にも興味があるようです。ハイネルに使用しているパーツのメーカーさんも偶然来てくれて「ここに使用しています。」と実機を前に情報交換ができました。

OT岸本さん OT松本さん OT黒澤さんが来訪
黒澤さんC4の頸髄損傷で首から下が全く動かない状態です。
以前岸本さんにお会いした時に、顎(チン)で動かせるようして持ってきてくださいと特命を受け、この日はハイネル顎操作仕様を準備していきました。黒澤さんとは初対面なので、事前情報がなく乗れるかドキドキでしたが、岸本さんと、松本さんの姿勢の見立てが見事で、無事顎操作でハイネルを体験して頂けました。あらかじめ岸本さんに3つの姿勢を決めていただき、姿勢を記録。
ご本人が顎操作で3つの姿勢を再現しています。黒澤さんは、胸から下の感覚もないですが、ご自身の感覚として
「普段の車いすに乗っている時には体の軸を外に依存している。動いているうちに、真ん中がわかりやすくなった。外に依存しなくて済む」
と専門家ならではの感想を伝えてくれました。


川村義肢さんによる参考展示
セルロースナノファイバー(CNF)という聞いたこともない素材で車椅子が作られていました。とても硬く、軽く、不思議な素材です。話を伺うと、現時点ではまだ課題はあるが可能性がある素材との話でした。

電動シニアカー枠のComove(豊田鉄工株式会社)減速時には、転倒(片輪浮かないように)しないように自動的に減速します。とても安全な乗り物だと思います。
この機能は、ジョイスティック型の電動車椅子にあってもいいかもと思う反面あえてそのような挙動を楽しむアクティブなユーザーさんからは不満を頂きそうな気もします。

電動車椅子をベースにした機体です。2人乗りのパーソナルモビリティ
エンタメ用で運転は自動です。私がかけているのはMRデバイスで、走りながら周囲を見ると恐竜が襲ってくる仕掛けです。
■関西圏の方へ 出展のご案内
関西エリアで試乗希望の方
11月29日(土)30日(日)
関西キッズ機器展ハイネルを出展します!
関西キッズ機器展の詳細
https://www.kansaikids2023.com
今回の会場 インテックス大阪から徒歩圏内の大阪南港ATCエイジレスセンターです。
※展示機種は今回の手動車いすタイプのハイネルではなく、電動車椅子ペルモビールにハイネルを搭載したモデルになります。
皆様のご来場をこころよりお待ちしております。




