製作事例 Works

2020.05.22

息だけで全部操作できる車椅子

障害名ALS(筋萎縮性側索硬化症)
お客様の要望呼気のみで色々な操作をできるようにしたい
車種TDX-SP2 アメリカインバケア(昭和貿易)
機能電動ティルト/電動リクラ/呼気コントロール
付属品バッテリー搭載,呼吸器台,PC&モニター用電源ポート
その他テキストテキストテキストテキスト

車いす製作について

今回のお客様は頚椎損傷で、首から下を動かすことが出来ません。
担当させていただく前から、呼気のコントロールを使いこなしていました。
今回の電動車いすは、担当させて頂いてから3台目の呼気コントロールになります。

今回のお客様は同じシリーズからの乗り換えでしたが、操作システムが大きく変わりました。
アメリカインバケア社のTDX-SP2に搭載されたLINX(リンクス)という新しいシステムです。

使い方動画

お客様向けの電動車いすの使い方動画をYOUTUBEにあげております。

オプションや機能、プログラムの内容によって使用方法が変わりますので、参考程度にご覧ください。

操作方法

呼気操作の方法を簡単に記載します。

口に加えたストローでコントロールします。

吸う・吐く × 強く・弱く の掛け合わせで4つの入力信号を送ります。

それぞれの強さを、使う人に合わせて設定することが出来ます。

吸う・吐くは、ずっと息を吸い続けたり吐き続ける必要はなく、 陽圧にするか負圧にするかなので、苦しくなるようなことはありません。

以下は、パソコンで呼気の強さを設定をしている動画です

走行画面

走行は4つの入力を前進、後進、右、左に割り振ります。
[ラッチモード] 今回は、一度前進の入力信号をいれると、ストローを離しても進み続ける“ラッチモード”です。
ラッチにも種類がありますが、代表的には以下の動きがあります。
1スピード(予め設定した速度のみで走行)
3スピード(3段階で速度が変わる。前進中にもう一度前進で段階が上がる)
5スピード(5段階で速度が変わる。前進中にもう一度前進で段階が上がる)
クルーズコントロール(加速中に離した速度をそのままキープ)

シーティング(椅子)操作画面

今回の車いすには電動リクライニングと電動ティルトの2機能が搭載されています。
その為、入力を以下の4つに割り振ります。
〇ティルト寝る
〇ティルト起きる
〇リクライニング寝る
〇リクライニング起きる
走行と椅子の操作も時間設定すれば切り替えることが出来ます。
このあたりの動作は動画がわかりやすいと思います。
基本的には乗りはじめの電源の入りきりだけ、介助者であとの操作は本人が使うことが可能です。

呼気コントロール事例

上手くいかなかった事例 ※あくまでもその方個人の事情、体の特徴なので、参考程度にしてください。

付随運動の強い脳性麻痺の方
最初に手、足、顎、それぞれの操作方法を試してみました。

電動車椅子を貸し出し、施設の職員さんと共にそれぞれの操作方法を数ヶ月単位で練習をして頂きました。

しかし、うまくいかなかった為、呼気仕様に改造して貸し出しました。

本人が思った通りに吸う吐くの動作が出来ず、唾液も多く、コントロール出来ませんでた。

筋ジストロフィー症の方
手足の筋力が落ちているので、それ以外の部位で動かす必要がありました。
その中で呼気を試しました。
気管切開をして人工呼吸器をお使いなので、呼気操作をしていても苦しくならず、圧をかけられる予測でした。
実際に試してみたところ、口を閉じても隙間ができ圧が逃げてしまい、動かすことが出来ませんでした。
ヘルパーさんが手で口を塞いで、密閉させると動かすことが出来たので、方法を変えれば出来たかもしれません
また、唾液の分泌増加、吸引回数の増加も導入できない要因になりました。

呼気操作を試してみたい方

工房に呼気操作で動かせる試乗車があります。(旧モデルです)
ご連絡頂ければお試しいただくことが可能です。
ご興味ある方はお気軽に連絡をください。

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