映画で使われた電動車椅子について解説します。
2023年3月31日に公開される映画 ネメシス 黄金螺旋の謎に、
弊社で改造して販売している”らくらく多機能電動車いす ブリッジTR”が登場します。
今回はこの撮影で使われた電動車椅子を解説します。
電動車椅子のベースは昭和貿易株式会社が販売しているブリッジという普通型電動車椅子です。
電動ティルトや電動リクライニングが付いていない電動車椅子です。
製造国は台湾で、製造メーカーはCTM社です。
BRIDGEカタログ(昭和貿易株式会社 ホームページより)▶ http://showa-boeki.co.jp/bridge/bridge.pdf
椅子の部分は使用しませんので、全て取り外してしまいます。
この電動車椅子はコンパクトで操作性が良くデザイン性が優れていたので、
これに弊社で電動ティルト、電動リクライニングを搭載改造して販売しています。
できあがりがコチラです。
電動ティルトはこのサイズでは珍しく50°倒れます。
後ろにひっくり返らないように角度がつくのと同時に椅子が前にスライドして重心移動します。
電動リクライングは乗る人の股関節に支点の位置をなるべく近づけて、ズレ力が発生しないようにしています。
お客様からの評価も高く、弊社の一番人気の機種です。
らくらく多機能電動車いす ブリッジTRの4つの特徴
TはTILT(ティルト)のTです。電動で椅子ごと傾きます。
Rはreclining(リクライング)のRです。背もたれを電動で倒せます。
①運転が楽
サスペンションが無いので直感的に運転できます。
②操作が簡単(ティルト・リクラ)
座面の操作は、色分けされたスイッチを押すだけです。
電源は独立しているので、車いすの電源を入れなくてもティルトリクラが出来ます。
③姿勢が楽
50°までの電動ティルトです。座面の除圧ができます。
リクライニングの支点は、人の股関節の高さに合わせて作ってあるので、背中のズレにくさに定評があります。
④超コンパクト
全幅58cm (タイヤ外~外) 全長103cm
BRIDGE TR 製作例
らくらく多機能電動車いすブリッジTRの試乗車が2台あります。
試乗したい方はお気軽にお声がけください。