姿勢の自由を提供するロボット車椅子「Hineru(ハイネル)」が
第11回ロボット大賞のビジネス・社会実装部門で優秀賞を受賞いたしました。
こんにちは、浅見です。
ロボット大賞表彰式と、JapanRobotWeek2024での展示の様子のレポートです。
9月18日に東京ビックサイトで行われた表彰式に出席しました。
久々のスーツで、大舞台で緊張です。
表彰状とトロフィーを頂きました。
「特に大きな社会的インパクトを与え」と書かれているのが嬉しいです。
切れ味良さそうなガラス製のトロフィーも頂きました。
姿勢は保持する「姿勢保持装置」という常識を切って「姿勢変換装置」を広めていきたいと思います。
また、受賞ロボットはJapanRobotWeek2024にて展示機会を頂けましたので、他の受賞ロボット達と共に3日間展示致しました。
他受賞企業やロボット関連の事業者にも姿勢について広めました。
ペルモビール社の営業さんとの元社員さんも顔を出してくれました。
バナーの写真にある車椅子のメーカーさんです。応援いつもありがとうございます。
そして、いつものように常連のユーザーさんの杉浦さんも八王子から駆けつけてくれました。
私が不在のときに来訪者に説明してくれて、ハイネルをアピールしてくれました。
またメディア関係者に、いかに車椅子が大事か熱弁してくてました。
このときの立ち話から正式な取材となりました!アシストありがとうございます。
【審査員評価ポイント】
ロボット技術を活⽤することにより、⾝体のズレを発⽣させない機構を設けたうえで、側屈、回旋、伸展の姿勢変換を⼈⼿に頼らず、⾃ら操作することができる点に先進性がある。
利⽤者が必要とするタイミングで安楽姿勢に変換し、その状態を保持することができ、⾝体拘縮の予防をはじめ、呼吸や嚥下のしやすい姿勢をとることも可能となる。
これまで介助者に依存していた姿勢変換を利⽤者は気兼ねなく、さらには就労や就学の場⾯など、⻑時間の⾞いす利⽤の苦痛も⼤幅に軽減する。
【ロボット大賞とは】
経済産業省(幹事)、 一般社団法人日本機械工業連合会(幹事)総務省、 文部科学省、 厚生労働省、 農林水産省、 国土交通省の共催で行われる表彰制度です。
我が国のロボット技術の発展やロボット活用の拡大等を促すため、特に優れたロボットや部品・ソフトウェア、それらの先進的な活用や研究開発、人材育成の取組みなどを表彰する制度です。
【まとめ】
ハイネルはロボットとしての性能は飛び抜けてはいません。むしろ既存技術の用途開発です。
しかし、寝たきりで生活に困難を抱える人、障害や病気で、もっと姿勢の自由を手に入れたい人には必要な機能だと確信がありました。
この受賞をきっかけに、広く「姿勢の自由」を提供してもっと自由に自分らしい生活を提供していきます。