ここのところ、あちらこちらのユーザー様のところでヘルパー不足の悲鳴を聞きます。
人手不足ですので仕方がないのかもしれませんが、
かなり深刻です。
このままだと自立生活が成り立たなくなってしまうかもしれません。
ヘルパーってどういうイメージがありますか?と
この業界を知らない人に聞くと、
「大変そう」とか「ヘルパーって偉いね」という感想をもらいます。
私は短い期間ですが、自立生活をしている障がい者ヘルパーをやっていました。
今では車椅子の打ち合わせやメンテナンスで、ヘルパーさんと関わることもしばしばあります。
ヘルパーの仕事ってイメージされているよりも、ずっと楽しい仕事だと思います。
他人の生活にがっつりと入り込むわけですから得るものがいっぱいです。
大変なこともいっぱいありましたが、
ヘルパーをやっていて、良かったこと楽しかった点を思い出してみます。
○知らない場所に行ける
自分では訪れないような場所に行けることは見聞を広げます。
そもそも、前に勤めた工房との出会いもヘルパーとして
車椅子の修理に同行して行ったことが始まりでした。
また、小旅行の泊まり介助などは、とても楽しめました。
一緒に外国へ…なんてケースもよく聞きます。
○知らない人に出会える
私生活では出会えないような、カテゴリーの方々の話を聞くことができました。
個性的なヘルパーさんも多く、俳優、バンドマンなどいろいろ刺激が多いです。
国会議員さんとか、なんとか団体の代表さんとか、映画監督さんとかにも会いました。
それと、何故か車椅子を押して歩いているだけで、やたらと話しかけられたりします。
○料理のレパートリーが増える。
利用者の方にもよりますが、作り方を横から指示してもらって料理する場合もあります。
包丁の使い方から、茹で方まで詳しくなる場合も。
節約料理、糸こんにゃくのパスタとか教えてもらいました。
○美味しいものが食べられる。
これも利用者の方によって対応が変わりますが、
私は外食の時など、利用者の方のおごりで同じものを食べさせてもらっていました。
一緒に飲みに連れて行ってもらったりしたことも思い出です。
○知らない映画を見れる。
あくまで介助中ですが、映画見ている間は、ほぼ”待機”でしたので、
映画も楽しめました。
(※待機も仕事です。)
ライブや祭りなど、イベントにも同行できるので本業の合間で楽しめるかも。
○臨機応変な対応力が身につく
緊急事態はつきものです。外出先でのトイレトラブルや、
車椅子の故障など、当時は本当に必死でしたが、
今思い返せば笑い話になる良い思い出です。
○物が貰える。
これは決してこちらから期待することではないのですが、
不要になったものや余剰になったもの、色々な物を頂きました。
○服装が気軽。
在宅の場合は、制服が無い場合が多いので、
基本的には、どんな格好でも受け入れてもらえます。
お洒落な方も多いです。
どうでしょう?
特に若い方にオススメしたい。こういった経験は将来どこかで役に立つと思います。
夜勤のヘルパーが特に不足しているらしいので、夜に強い方には是非オススメしたい仕事です。
事業所によってスタイルは様々です。
多摩地域には当方オススメのヘルパー派遣事業所ありますので、紹介しますよ~!(浅見)