車いす工房 輪では使わなくなった電動車いすを
NPO法人さくら車いすプロジェクトへ寄付しています。
先週も4台、営業車にぎゅうぎゅうに詰め込み搬出しました。
3台は独立する8年以上前からメンテナンスを繰り返し、乗り続けて頂いた車いすなので、寂しいものです。
長く担当した車いすは、機関車トーマスのように擬人化していきます。
特にこの中の1台は、この仕事を始めた前職の頃から15年近く担当しました。
直して、直して、直して、直して、走り続けました。
交換していない部品はほとんどないくらい。
本当によく働いてくれました。
トラブル原因を見つけるために、凍えそうな冬の寒い日に、
車いすに乗ってお客様の家の周りをぐるぐると走ったことは、
今となっては良い思い出です。
いろいろな技術を教えてくれた車いす達に感謝!
さくら車いすプロジェクトに送られた電動車いすは、
パキスタンを中心としたアジア地域に送られて、第二の人生を歩みます。
さくら車いすプロジェクトが非常にユニークだと思うところは、
ただ車いすを持って行ってプレゼントするのではなく、
”あえて”現状の車いすをそのまま持って行き、
現地で修理、メンテ、調整、フィッティングを行い、届けるという活動スタイルです。
そのために両国のエンジニアが頻繁に行き来し、
講習、研修を行い技術を伝えています。
直すことができないと、最初の喜びが大きい分、動かなくなったときのショックも大きいと思います。
モノを持って行くよりも、技術(ソフト)を伝える。
本当はこちらのほうが大切。
車いす達へ
今度はパキスタンで技術を教えてきてください。
ご興味の有る方は是非 こちら(→) http://sakura-wheelchair.org/ をご覧ください。
浅見