電動車いすでおでかけ~電車編~

こんにちは! 『車いす工房 輪』サポートライターのこばやしです。
電動車いすで近所のお散歩に慣れてきたら、次は公共交通機関を使ってみましょう。ということで、今回は
「電動車いすでおでかけ~電車編~」と題し、初めて電動車いすで電車に乗るかた向けにおとどけします。
 
■乗車賃の支払い
現在は、切符を買うこと自体少なくなっているかもしれませんね。
私が初めて電動車いすで電車に乗ったのは、Suicaが導入される少し前。(Suicaが導入されたのは2001年らしいです)
券売機には手が届かないので、近くにいる人か駅員さんに声をかけて、買うのを手伝ってもらっていた気がします。(遠い記憶……)
 
駅にもよりますが、いくつかある改札口のうち一番端の改札窓口(駅員さんがいるところ)が、電動車いすでも通れる幅になっています。
切符なら投入口へ(乗車駅では反対側から出てくる切符の回収を忘れずに! いろいろ気にかけてるとうっかり忘れることがあります)、
ICカードなら読み取りタップをタッチしましょう。
 
※介助者の料金
介助者同伴の場合、料金は本人・介助者とも半額になります。
切符なら券売機で小児用普通乗車券を2枚購入します。
ICカードなら、本人・介助者ともそれぞれ自動改札機にタッチして、降りる駅では改札窓口で割引の精算をしてもらいます。
割引の関係で障害者手帳の呈示を求められるので、取り出しやすい場所に携帯しておくといいですよ。
 
■電車とホームのすき間はスロープで解消
電車とホームのあいだには、大きな段差や10cm以上のすき間があることが多いですが、ここは折り畳みのスロープで解消します。
改札口を通るときに、駅員さんに「〇〇駅まで行きたい」と伝えると、駅に備え付けのスロープを持ってきて、乗車のときに設置してくれます。
ちなみに、乗れたはいいけど降りられない……なんてことのないように、乗車駅の駅員さんが降車駅に連絡してくれています。
このとき、どの車両のどこの扉から乗ったのかも伝えられるので、車両を移動する必要はありません。(実際、車両の移動は難しいです)
降車駅でも同じ位置でスロープを持った駅員さんが待っています。
 
混んでいる駅だと駅員さんが来るのを待つ時間が長かったり、降車駅になかなか連絡がつかなかったりするので、

乗りたい電車の20~30分前には駅に着くようにしています。

 
■電車内の居場所
一時期、ネット上で「狛犬ポジション」という呼びかたでも拡散された、電車の扉の両脇のスペース。
片側に寄りかかることができて、人の流動に巻き込まれにくいこの場所が、ベビーカー連れのかたにも安心なスペースということで話題になりました。
電動車いすで乗車する場合も、乗客のカバンが顔やコントローラーにぶつかりそうになって危険なことがあります。
車内に余裕があれば、なるべくこの位置にいるのが安全な気がします。
なお、個人的には混雑時の乗車はこわいので、できるだけ避けています。(もちろん、どうしてもその時間に乗らないといけなくなった場合は別ですが)
 
■降車するとき
スロープを持った駅員さんが待っているので、スロープが設置されたら降ります。
このとき、「下車」か「乗り換え」かを聞かれることが多いです。乗り換えが同じ鉄道会社であれば、乗り換える電車へそのまま案内してもらえます。
下車の場合、目的地に一番近い出口が階段しかないこともあるので、駅員さんと別れる前に、エレベーターがある出口がどこかを聞いておくと
迷子にならずに済みます。
 
 
 
今は世の中がこんな状況なので、電車に乗っておでかけするのはなかなか難しいと思いますが、
いつかまた自由に外に出られる状況になったら、電車でいろいろな場所に行きたいと思っています。
 
 
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文/こばやし
電動車いすユーザーで、SMA(脊髄性筋萎縮症)2型による四肢体幹機能障害
介助を受けながら在宅ワークをしている
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