電動車いすと歩むユーザーの物語

— はじめに —
 
福祉に関する展示会へ出向くと、障がい者や高齢者を支えるたくさんの機器に出会います。
遠くへ移動するための車や、入浴するための介助用品。飲食をしやすくするための器具。
意思伝達装置や、自らパソコンを操作するための入力機器など。
 
私たちはその中のひとつである、
“電動車いす”
という側面から障がいのある方に携わらせていただいています。
 
電動車いす製作にあたっては、“それを使う人”を知ることからはじまります。
住環境や、生活スタイル。どの様な機能があれば、不自由なく操作することができるのか。
一台一台がオーダーメイドです。一台を作り上げる為に、打ち合わせや仮合わせを何度も行います。
工房輪で製作できる電動車いすは、一か月にしたら片手で数えられるほどです。
 
製作中の数か月間。工房で育てていく電動車いすには、愛着すら沸いてしまいます。
しかし、ひとたびユーザーの手に渡ってしまえば、故障でもない限り目にする機会はありません。
 
電動車いすに乗ったユーザーがどんな生活をしているのか。
わたしたちの手を離れた電動車いすが、ユーザーの足となりどこへ運んでいるのか。
 
 
今回は、今まで踏み入れたことのない、ユーザーの日常の話をお聞きしました。
快く取材に応じて頂いたことに感謝します。
地域の子供たちと向き合うことで、社会参加。

 

「自分のした結果が、全て自分に返ってくる。    
  家族と生活していたら出来ない体験をしています。」
 
「棚ぼた人生」で受傷からの職場復帰、結婚、海外旅行。
 
「もし電動車いすが無かったら、
外には出かけず家の中にいるでしょう。
電動車いすのない人生は考えられません。」
メニュー