トヨタ自動車大学校のインターン生を受け入れました。

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本年もよろしくお願い致します。浅見です。
2021年末の話になりますが、トヨタ自動車大学校のスマートモビリティ科の生徒がインターン生としてが来てくれました。
2020年に続き、2年連続の受け入れです。
もう、作業がどんどん進みましたので、本当に助かりました。

ライト・モビリティ設計

インターン生の受け入れはトヨタ自動車大学校で講師を勤めるライト・モビリティ設計の水嶋徹さんの図らいです。

水嶋さんは航空機から、電動車いす、電動バイク、電動カートの設計や製作を手掛ける設計のプロです。
車いす工房 輪のCAD指導をしていただいたり、イベントに参加してくださったり、私と遊んでくれたりと、
公私ともにお世話になっています。

トヨタ自動車大学校では、2年生の最後にインターンとして職場体験をするそうです。
就職先や進路が決まっている状態でインターンに来ます。なんと就職率は100%です。
スマートモビリティ科はハイブリット自動車や電気自動車のエキスパート養成学科ですので、
電動車いすとも近いですね。

スロープ、リフト付福祉車両の問題

ところで、日本に普及している多くの福祉車両には大きな問題があります。
積載できる耐荷重が200kgというものがほとんどなのです。
欧米の多機能車いすは車重170kgを超えるものもあり、本人体重を合わせると200kgを超えてしまいます。

重量の重い電動車いすですと、一般に市販されている福祉車両には乗れません。
また介護タクシーや、送迎用の福祉車両など公共的な自動車にも乗ることが出来ない場合もあります。
そもそもの設計思想に重い電動車いすは想定していないのでしょう。

日常生活を送る上で必須な機能なのに、乗れなくて困っているお客様も多いです。

これからの自動車業界を担う若き人材に、地域で暮らす車いすユーザーのことを知ってもらいたいという想いで2020年からインターンを受け入れを始めました。

■療育施設でのこと

お客様や施設の了解が得られた場合、なるべく現場にも同行してもらう時間を作り、地域での生活を知ってもらいました。
とある療育施設に2人のインターン生を連れていきました。
ユーザーさんは唇の僅かな動きで電動車いすに挑戦しようとしている方。

試乗車を使った調整ですが、この日は13:00~16:00までがっつりと作業や打ち合わせを続けました。
居室の寸法確認は密になるのでインターン生2人をリハビリテーション室に残し、施設スタッフと私で居室の寸法確認に行きました。

30分くらいでしょうか。
長時間の打ち合わせで疲れているので、気が抜けたり、雑談して休んでるかなと戻ると、
2人は立ったまま、ユーザーさんのことを話していました。真剣な目をしていました。
しっかりとこの日のチームの一員になってました。

■ペルモビールと分身ロボットカフェ

スウェーデンの電動車いすメーカーペルモビールさんに快諾して頂き、東京本社の見学へ。


“全ての障がいを持つ方が使う機器は、我々が日常生活で使用するモノと同じ技術レベルで制作されるべきである。全ての障がいを持つ方は、その機器を使い可能な限り援助される権利を持っている”という企業理念の説明から、概要説明。立ち上がったまま走ることができる電動車いす”F5”の試乗体験までさせて頂きました。

その後のお昼は日本橋にある分身ロボットカフェへ

『分身ロボットカフェ DAWN ver.β』とは、株式会社オリィ研究所が運営する、2021年6月に東京・日本橋にオープンしたカフェです。
外出困難者であるスタッフさんが分身ロボット『OriHime』&『OriHime-D』を遠隔操作しサービスを提供しています。
遠隔で働くスタッフさんと会話が弾みました。

盛りだくさんな日程でしたが、いかがだったでしょうか?
これから自動車業界に進むにしても、車いすに乗る人のことを忘れることなく、心に留め置いてもらえれば嬉しいです。

後日、送ってくれた感想です。
「この経験は絶対に忘れません。私自身どれだけ貢献できるかわかりませんがこれから先、体が不自由な方も健全なかたもどちらも満足できるような物を作れたらと思います。本当にありがとうございます。」

もし学生・教育者の方で、インターンの希望ありましたら、お気軽に連絡をください。

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