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らくらく多機能車いすブリッジTR ①誕生ストーリー

CTM社製 BRIDGE(ブリッジ)普通型電動車椅子に改造を加えたモデル。
「らくらく多機能電動車いすブリッジTR」に乗るコボリンユーザー秋元様の感想です。

秋元様の為に作ったことがブリッジTRの始まりです。
ご本人がエッセイでブリッジTR誕生ストーリを書いてくださいました。

座幅は38cmで、背座共に採寸モールドで製作しています。

秋元妙美
東京大田区生まれ。2歳半で脳性まひと判明。
日本社会事業大学在学中に、脳性まひ者の国際陸上大会に出場し、それがきっかけでボッチャ競技を開始。
2011年ボッチャワールドカップにて日本チーム初の銀メダル獲得。
2012年ロンドンパラリンピックボッチャ日本代表チーム7位入賞。
現在、自立生活センターCILちょうふの代表、一般社団法人日本ユニバーサルボッチャ連盟理事等を務める。
(CILちょうふのホームページより引用)

待ちに待った新しい車いす。乗り始めて1か月ほどが経った。
1年ほど前から作り変えようとは思っていたのだが、どのような形にするか決められずにいたのと業者をどこにするか悩んでいた。
「もうちょっとシーティングを変えたら、身体が楽だと思うんだけど」と担当のPT(理学療法士)さんから言われていた。確かに、6・7年前の体の状況からしたらかなり違う。

もうそろそろ限界かもと思い、知り合いの人に教えてもらった工房輪さんにお願いすることにした。

これがベストセレクトだった。あれこれわがままを聞いて作製してくれた。
フル電動で小回りが利いて、しっかりとしたシーティングしてあるもの。
このメーカの車いすにティルト&リクラをつけたのは初めてだったそうで、新たな技術を開拓させてしまった。おかげで乗り心地は抜群、疲れも軽減された気がする。

新車にしてから初めてリハビリにいったとき、「今までと体が違う、動かしやすい」と言われた。筋緊張がかなり軽減されたらしい。行くたびに「この車いす(私の身体に)合ってるよね」と言われる。

車いすだけ見ると「どんだけ重度障害者のだよ」と思うような車いすの形をしているけど、これが私の今の身体には必要なんだなと思う。まだまだ活動するために自分の身体と向き合いながら進んでいく。

私のハチャメチャな活動や行動に付き合ってくれる人たちに感謝!

こちらのエッセイより(CIL調布)許可を得て転載しています。
http://taessay.cil-chofu.com/2018/10/11/新車サイコー/

らくらく多機能電動車いす ブリッジTRの4つの特徴

TはTILT(ティルト)のTです。電動で椅子ごと傾きます。
Rはreclining(リクライング)のRです。背もたれを電動で倒せます。

①運転が楽
 サスペンションが無いので直感的に運転できます。
 
②操作が簡単(ティルト・リクラ)
 座面の操作は、色分けされたスイッチを押すだけです。
 電源は独立しているので、車いすの電源を入れなくてもティルトリクラが出来ます。

③姿勢が楽
 50°までの電動ティルトです。座面の除圧ができます。
 リクライニングの支点は、人の股関節の高さに合わせて作ってあるので、背中のズレにくさに定評があります。

④超コンパクト
 全幅58cm (タイヤ外~外) 全長103cm