コ・パイロット 介助者が電動車いすを楽々運転

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いよいよ寒さが厳しくなってまいりましたが、
皆さまいかがお過ごしでしょうか?

筋ジスのユーザー様の中には、寒さで手が動かなくなってしまう方も多く、
電動車いすで自走される方にとって本当につらい季節になってきました。

さて、もし自走の電動車いすのジョイスティックを操作できなくなってしまった場合どうするか。
現状の選択肢は2つです。

①介助者が代わりに運転する。
②手動に切り替えて、介助者が後ろから押す。

①のケースの場合、介助者に運転スキルがある場合には可能です。
 電動車いすの横を一緒に歩いて、上手にジョイススティックを操作する方もいらっしゃいました。
 また、1台の車いすに2個ジョイスティックを設置する場合があります。本人運転用と後ろからの介助者運転用です。
インバケア社、ペルモビール社、今仙技研 どの車いすでも可能です。
( ※今のところ公費で認められた実績はありません。)

ただ、ジョイスティック操作は案外難しいため、ハードルが高いのも事実です。
うまくいかずに取り外したこともあります。

介助者が運転する場合には、手のひらを安定させて指で操作するのがコツです。
手首が安定していない状態だとふらつきます。

前輪駆動車の場合はジョイスティックを倒すと、くるっとお尻をふって小回りする独特の動きがあるので、
操作に慣れるまでかなり時間がかかります。

②手動に切り替えて、介助者が後ろから押す
これは室内から自動車、部屋から部屋など短距離であれば可能ですが、
屋外を押し続けるのは現実的ではありません。
介助者の体力にもよりますが、かなり大変です。
外出先で故障して動かなくなった電動車いすを介助者の方が家まで押した話をたまに伺いますが、
やはり相当大変なようです。

坂や段差があった場合にはなおさらです。

手動に切替えて押す場合には、後輪駆動車が一番スムーズに押せます。
だいたいの機種はキャスター上げもできるので、
力のある介助者でしたら小さな段差も超えられます。

中輪駆動車は平地では比較的軽いですが、段差や坂の時には前輪キャスターが地面に押し付けるように
力が働きますので、後ろからいくら強く押しても段差を上がれません。
前に回って、引き上げながら引っ張る作業が必要で、とても現実的ではありません。

前輪駆動車も押しにくい電動車いすです。小柄な方ですと屋内での短距離の移動も難しい場合がありました。

こう書くと、電動車いすって大変!と思われるかもしれません。

そこで朗報!電動車いすを手動車いすの感覚と力で押すとのできる商品がございます。
輪に初入荷しましたのでご紹介します。

ペルモビール社の新機種のF3に背もたれに付いている「コ・パイロット」です。

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商品名:コ・パイロット

コパイロット【copilot】とは。意味や解説、類語。飛行機の副操縦士

副操縦士って、かっこいい名称です!

ただのハンドルと思わないでください。
実はハンドルの中に、高性能な仕掛けがあります。

仕組みはよくわかりませんが、メーカーさんによるとジャイロが入っているとか。

手動車いすを動かすように、ハンドルを握って動かしたい方向に押せば電動の力でスムーズに動きます。

介助者が押した力をハンドルが読み込んで、モーターを動かすのです。
なので、力は全くいりません。
ジョイススティック操作のように、どちらにどのように倒すとどうなると考えなくても、
直観的に誰でも使いこなせます。
モーターで走行すので、規定内の段差や坂も楽々です。

一気にスピードが出ることもありませんし、
介助者と一体で動きますので、介助者の体や足に電動車いすがぶつかることもありません。
非常に安全な装置です。

初体験したときは、あまりのなめらかさと簡単な動きに歓声をあげてしまいました。
テスト走行の動画をご覧ください。

コ・パイロット動画


指2本でどこでも楽々動かせるのです。

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ハンドルの内側がスイッチになっているので握っている間しか動作しません。
スイッチっぽくなく一体になっているのも良いです。

 

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使わない時には、ワンタッチでたためます。

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高さや位置も変えられます。


工具なしで取り外すことも可能です。

コパイロットはペルモビール社の専用製品です。
他社流用はできません。

R-NETがついていることが条件ですが、
今はペルモビール社の製品はR-NET標準装備なので、比較的新しい機種の方は簡単につけられます。

工房輪では今のところ、介助者が操作するものに関して、公費で支給が認めらた経験がありません。
おそらく自費での購入になるかと思いますが、
運転にお困りユーザー様は、ぜひご検討いただければと思います。

浅見

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