見るだけで姿勢が変えられる手動車いす

障害名 | ALS(筋萎縮性側索硬化症) |
お客様の要望 | 視線で自由に姿勢を変えたい |
車種 | P-5eyeピーファイブアイ[株式会社コボリン×オリイ研究所合同開発] |
機能 | 電動6機能搭載 |
付属品 | バッテリー搭載,呼吸器台,PC&モニター用電源ポート |
納車時に「さいこうです」とコメントを頂きました
【導入に至るまで】
山梨にお住まいのALS患者(筋萎縮性側索硬化症)本宮さんの視線入力姿勢変換椅子の取り組みをSNSで知り、問い合わせを頂きました。
「P-5、自分で姿勢を様々に変えられる動画を拝見して驚きました。
父はALSで指は動かせるけれども全廃であり、関節や筋を動かすことができないせいもあり日々節々が痛むようです。
自分の好きなように体を伸ばすことができたら最高だと思います。」
メールでのやりとりとオンライン打ち合わせを経て、実際に試乗して頂くため茨城県のご自宅まで伺いました。
当日は担当作業療法士の方に同席していただき、姿勢変換の評価と視線入力の確認を行いました。
今回は遠方ということで、TBファクトリーさんにP-5eyeを販売して頂くことになりました。
TBファクトリーさんは、茨城県の座位保持業者さんです。
最初の試乗から9カ月後、見るだけで姿勢変換ができるP-5eyeピーファイブアイ(株式会社コボリン×オリィ研究所 合同開発)2号車を納車することが出来ました。
※開発期間を含んでいます。
茨城県では第1号車です。
【納車の感想は…】
納車日、一通り体を自由に動かすことが出来たユーザー様は、オリヒメアイ(意思伝達装置)を使って「さいこうです」とコメントをくださいました。
私達もその感想をいただけて「最高」でした。
※動画は約7倍速です。
「さいこうです」と感想
— アサミヒトシ🔧できるを増やす超電動車いすをつくる人 (@RINasami) July 14, 2022
頂いてもう最高です。
筋力が弱り体が動かなくなるALSの方
見るだけで姿勢を変えるP-5eye
本日納品
視線入力で、
自分で姿勢を自由に変えた後に
視線入力で
感想聞かせてくれました。 pic.twitter.com/m7u7tC2VI7
こだわりの座位保持
車いすの仕様
《基本動作解説》
6軸の電動機能、姿勢メモリーが可能です。
〇電動ティルト
〇電動リクライニング
〇電動側屈
〇電動回旋
〇電動背もたれ上下
〇電動レッグサポート
《移乗の説明》
新しくハイタイプを製作しました。
前座高を高く設定して、フットサポートを取り付けました。
(クッション無しの座板高さ50cm)座面下に収納スペースがあります。
《機材の説明》
接続、動作に必要な機材の説明。
《モニター位置調整・開閉方法》
モニター位置調整
移乗時の開閉方法
《視線入力セットアップ》
納車を終えて
※参考
P-5eye 第1号車
本宮さんの納品時のブログはコチラより
https://koborin.com/2022/06/17/13331/