「苦しくない。」
今回のお客様は気管切開をされていて、苦しい時や就寝時には人工呼吸器(トリロジー)を使っています。
今までもティルト・リクラ搭載の車いすに乗っていましたが、仰臥位(仰向け)になると呼吸に苦しさを感じていました。
そのため、休息姿勢を取る際は人工呼吸器を使用する必要がありました。
ところが、P-5独自の動きによって、人工呼吸器を使用することなく休息姿勢をとることが可能になりました。 →側屈・回旋機能で体(特に胸郭)にひねりを加え、休憩姿勢をとることで呼吸を保つことが出来ました。 このことについては、我々もご本人もとても驚きました。
「目線を変えられる。」
ご自身では首の可動域に制限があるので、視界が限られていました。 自宅でテレビを見る際に、ティルト・リクラをしてしまうと角度の問題で見ることが出来ませんでした。
この問題を解決するために、“回旋”機能を使用しました。
テレビと並行に並んで休息姿勢を取り、そこで回旋機能を使い体の向きを変えることで視界を広げることが出来ました。