P−5(ピーファイブ)とは

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自分で。

自分の好きな姿勢に

p5(ピーファイブ)

同じ姿勢を続けるのがつらいあなたへ。

手元のスイッチで姿勢を変えられるとしたら、どうでしょう?

伸ばす、ねじる、傾ける。

あなたの好きな時に、好きな姿勢をとることが出来ます。

姿勢を決めるのは 誰でしょうか?

一番気持ちの良い姿勢を知っているのは、あなた自身(ご家族)です。自分で好きな姿勢を選べば、心身共に良い状態に近づけます。 姿勢は誰かに決められるものではなく、自分自身で決定できます。 自分で選択した姿勢を、自分で取りましょう。

姿勢は いつ変えるの?

毎日決まった時間でしょうか? ヘルパーさんの手が空いた時でしょうか? 人は15分と同じ姿勢でいられないと言われています。 いつもでも動き続けたいのが、本来の姿です。

痛みは 我慢するもの?

良い姿勢や、呼吸がしやすい姿勢、作業しやすい姿勢、食事の姿勢。 求めることはいっぱいあります。 時に痛みを伴う場合もあります。その時の使い方によって姿勢を変えてもいいと思います。 たまには楽な姿勢をとったり、悪い姿勢でも作業しやすい姿勢にしたり。 痛みを和らげる姿勢をとったり。我慢はしないでください。

このような悩みを、電動姿勢変換装置P-5(ピーファイブ)が解決します。

 

p5(ピーファイブ)の機能解説

5つの 姿勢変換機能

ティルト、リクライニング、側屈、回旋、上下 この5つの動きを組みあわせれば、 あなたの好きな時に、自分の好きな姿勢をとることができます。 位置は無段階、好きなところで止められます。

3つの 姿勢のメモリー機能

作業姿勢、食事姿勢、休息姿勢など・・・ 最大3つまでお好みの姿勢の記憶、再現が可能です。 メモリーセットは記録スイッチを押すだけ。 難しいプログラミングや設定は不要です。

 操作は 簡単、安全

分かりやすく直感的に動かせます。動かしたいスイッチを押しているしている間、姿勢が変わります。指を離せばとまります。

p5(ピーファイブ)5つの姿勢変換機能

P-5の「P」はPOSTURE(姿勢)のPです。5つの機能による無限の姿勢が作り出せます。

電動ティルト、電動リクライニングという一般的に普及している2つの機能に、回旋、側屈、上下の3つ追加しました。

特に左右非対称性の側屈と回旋は他に例をみない動きです。

p5(ピーファイブ)の製作例

p5(ピーファイブ)の操作方法

2つのスイッチで動かした事例

リモコン式、トグル式、ボタン式各種スイッチをご用意いたします。 色々な姿勢変換機能を一度に使うのは自信がないという方には、機能の制限などもできます。

p5(ピーファイブ)は電動車いす専門の工房が作っています。

 はじめまして。車いす工房 輪代表の浅見です。前職から車いす屋になって、18年になります。 今まで数々の一人ひとりに合わせた特注改造の電動車いすを主に手掛けてきました。そして様々なスペシャルニーズに合わせた、オンリーワンの電動車いすを提供してきました。P-5は15年前、一人の筋ジストロフィー症のユーザー様と向き合ったときにアイデアが浮かんだ車いすです。 徐々に筋力が落ちていきますので、体の変形(側弯症)が強く、どんなに工夫された椅子に座っても体を支えている部分が痛くなって、長時間座ることができませんでした。肋骨の下部と骨盤があたる状態でした。痛みを逃がす姿勢にすると、前が見えなかったり。よい姿勢をとろうとすると、痛みが生じたり。 そもそも、その姿勢は「何?、誰?」にとって良い姿勢なのかということがわからなくなりました。なにかの結果を得ようとすると、何かを犠牲にしなければならない。
 
 健常者をみた場合どうでしょう?その時、その場所で好きな姿勢をとっています。頻繁に姿勢を変えています。 であるならば、姿勢を変えることが出来れば良いという発想の車いすです。 例えば運転をする時には多少の痛みがあっても運転しやすい姿勢を、休息したいときには痛みの反対に体を傾けて休息したりすれば良い。座位を固定して良姿勢を求める座位保持装置とは、逆なのかもしれません。 そもそもこのアイデアを相談した時に、「出来るわけながない」と言われたことを覚えています。コテコテのロボット車いすみたいな初期のモデルを見ていただいた方には、笑われたり。失敗もしました。 それでも売れるあてがないままに、何度もプロトタイプの設計・試作を行い性能を向上させてきました。取り組みだして15年以上になります。
 
 そして現在、現実にユーザー様の生活を支えています。人の体はかならず左右差があります。そしてどんな人でも固定化された姿勢は窮屈だと感じます。 しかし市販されている車いすの機構部分ほとんどは左右対称に稼働します。健常者は映画を見ていても、デスクワークをしていても、常に左右に体を揺すってや重心を変えています。体にかかる負担を分散させています。人として自然の欲求です。 自分で体を動かすことができない、車いすユーザーはなぜそれが出来ないのでしょうか? 今まで誰も取り組まなかったからです。よい姿勢を作って、よい椅子に座り続ければよいと考えていたからです。
 
 これからは自分で、好きな時に好きな姿勢をとりましょう。この製品は、自分で自由な姿勢が取れる車いすです。姿勢に自由をもたらします。 P-5は、左右非対称にひねる、ねじるそれらの動きが可能になります。姿勢も自己選択、自己決定しましょう。 是非一度P-5に乗ってみてください。

p5(ピーファイブ)を使うと

いつでも、 姿勢を変えられます

好きな時にいつでも姿勢かえましょう。 自分で操作すると、ご家族の負担も軽減できます。 あとちょっと!の細かい動きも自分で出来ます。

気持ち良く、 伸ばせます

腰が痛い時は、牽引して腰を伸ばしましょう。 体が固くなった時には、側屈や回旋をしてストレッチしましょう。 ねじったり、ひねったり、伸ばしたり、圧をかけたり

痛みの原因を、

減らせます

どんなによい姿勢でも、固定された姿勢は痛みを生じる場合があります。 例えば、座骨が痛い場合には側屈をして重心を変えることで、座圧を変化させることができます。 体幹パットなどで腋下がしびれる場合は側屈して、除圧をすることができます。

p5(ピーファイブ)はここが違う!4つのPOINT

P-5ならではの4つのポイント。そのどれもに共通していることがあります。

 それは機械があなたに合わせるということです。あなたに合わせたオンリーワンの車いすです。

①左右非対称性

従来の車いすの姿勢変換機能のティルトとリクライニングは左右対称性の動きです。体に変形があったり、左右差がある場合でも車いすは左右対称に動いていました。P-5は回旋と側屈という左右非対称性の動きを組み合わせ、あなたに合わせた姿勢を決めることが出来ます。

②あなたに合わせたスイッチ

使いやすいスイッチ、一つのスイッチだけで操作したい、など様々なご要望に答えて来ました。筋力が弱っても使えるスイッチ、足で動かせるスイッチ、顎で操作できるスイッチなど作りました。操作できるように一緒に考えましょう。操作はとても簡単です。

③あなたに合わせたサイズ

P-5はオーダーメイドです。小柄な方から大柄な方まで、できる限りお客様に合わせたサイズで作成が可能です。クッション、座位保持装置も出来る限りご要望にお応えします。

④搭載する車いすはお好みで

P-5は姿勢が自由に変えられる背もたれユニットです。ペルモビール社(スウェーデン)、インバケア社(アメリカ)、今仙技術研究所の電動車いすに搭載実績があります。また手動くるまいす型のP-5などもあります。あらゆる車いすに搭載が可能です。お気軽にご相談ください。

p5(ピーファイブ)ユーザーの声

「今までもティルト・リクラのついた電動車いすに乗っていましたが、P-5は比べ物になりません。特に“側屈”と“回旋”がお気に入りです。脇や背中を ひねったり伸ばしたり出来るのは、とても気持ちがいいです。他の人に頼まずに、自分の好きな時に好きなだけ出来ること。なかなか伝わらない微妙な角 度調整も思い通りになり快適です。首の筋肉もほぐれ、横が見やすくなったり、首がつらくなくなりました。呼吸回数も減ってラクな感じがします。」 デュシェンヌ型筋ジストロフィー 佐野 太亮さん 20歳(P-5納車時)   【お母様の感想】 「P-5乗る前 便が4日出ないことがしょっちゅうありました。固くて出すのが大変でした。P-5に乗ってから 一日おきに便が出るようになりました。」 「介助が楽になりました。もう雲泥の差です。全然違います。前の時には30分に1回はお尻の位置をかえたり、手の位置を変える為に呼ばれていました。 今は1日に1回くらいです。とてもありがたいです。呼ばれないということは、その分本人も楽になっているのだと思います。」  

担当PT(理学療法士)より P-5に関しては、本人自身が安楽な姿勢を作ることができる、また自由に姿勢を変えることが出来る点 が出色と感じています。疼痛がなく、安楽に長く座っていられることは、車いすを使用する患者様に とってはとても大きな価値があると考えます。 P-5乗車時に呼吸回数が減少していることに気付きました。乗車時には一回換気量が増大していることが想像されます。

家でひとりでリクライニングできるのがいい 片道4キロ程ある実家まで行けた”“身体が側わんしているので背中を伸ばせると気持ちいい これは一人で操作できる電動ならではの楽しさだと実感しました。 足で操作できるすてきな電動車いすを作ってくださって本当にありがとうございました。(脳性麻痺 女性)

こまめに姿勢が変えられるので、褥瘡手前だったお尻の傷がなくなった。 P-BACK(※)に乗る前には1ヶ月~2ヶ月に一度誤嚥起きていましたが、乗ってからは1年に1回あるかないかです。 唾液の飲み込みですと、ヘルパーを呼んで、理想の姿勢にするのでは対応が遅いです。自分で電動で思い通りの角度にできますので、すぐに対応できます。 脊髄性筋萎縮症 40代  ※P-BACKはP-5の前のモデルです。可動域等は同じものです。

リハビリは体を触られるのが痛くて嫌いだったけど、P-5だと自分で少しずつ動かせるので、体の可動域が広がりました。 普通の座位保持装置では長く座ることができなかったけど、P-5だとちょこちょこ姿勢が変えられるので、長時間座っていられる。学校でも使っています。(進行性筋疾患 10代)

体の変形とは逆方向に体を回旋をして、胸郭を広げています。この姿勢だと呼吸が楽になります。 強直性精髄症候群 40代  

メモリー機能が便利!食事の姿勢、セラピストの先生が設定してくれた呼吸がしやすい姿勢、走行時の姿勢をメモリーし、家でもリハビリをしています。(筋ジストロフィー 10代)

P-5は乗ってみて、初めて良さがわかります。

購入意思に関わらず、試乗できます。遊園地の遊具に乗る感覚でお気軽にお声掛けください。

試乗して頂いて、ご意見や感想などお聞かせください。

まずは体験してみてください

p-5は月2回までの限定で、試乗・展示を行っております。個人での試乗ももちろん可能です。ご自宅、病院施設、学校などでも試乗可能です。まずは、お気軽にお問い合わせください。※出張での試乗をご希望される場合には費用がかかる場合があります。

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p-5は月2回までの限定で、試乗・展示を行っております。個人での試乗はもちろん、大小様々なイベントや試乗会にも積極的に参加しています。まずは、お気軽にお声掛けください。

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