バナナ号 VS 最新型 電動車いす比較 「こんな夜更けにバナナかよ」地上波初登場

12月4日(金) 21:00~ 金曜ロードショー
「こんな夜更けにバナナかよ」地上波初登場

こんにちは。浅見です。今日はオススメ映画の紹介です。
またまた3度目のバナナの宣伝です。
ようやく、地上波初登場なんです♪

どうしても多くの方に観て頂きたくて。まだご覧になっていない方は是非ご覧くださいね。
せっかくですので、20~30年で車いすがどう進化したのか、比較してみました。

主人公鹿野(しかの)さんが乗る電動車椅子を、車いす工房 輪で再現製作しました。
鹿野さんが乗っていたのは別メーカーの別車種ですが、当時あったような似たものを探しました。
映画用に手に入れた電動車椅子はEMC-210です。

製造元の今仙技術研究所は1971年に日本初の電動車いすを販売した会社です。
今回は
当時のEMC-210(鹿野さんの時代の電動車椅子)と、
2016年に発表された最新のEMC-270(現代の車椅子)が
どう進化したのか同系統の機種で比較をしてみます。

まずは全体から
見た目にも洗練されてきたと思います。
フレームサイズや、各パーツが体に合わせて選べるようになりました。
メーカーオプションも充実しています。


肘掛け(アームサポート)
高さ調整式になりました。
15mm間隔で7段階の高さ調整が可能です。


ジョイスティック
障がい特性に合わせて、細かにプログラムをすることができるようになりました。
プログラムを保存してシーンに合わせて使い分けることができます。
例えば、日常生活用、スポーツ用(機敏に動く)など。


足回り
後輪にサスペンション機能が付きました。路面からの衝撃や振動を吸収します。
屋外をメインで走る人には優しい機能です。


ホイールキャップ
昔はゴム色(黒)だけでした。今はカラフルな色を選んで楽しむことが出来ます。
このあたりは実用性はありませんが、大切なポイントですね。
フレームの色や、シートの生地の色も様々選択できるようになりました。

その他大きな違いとしてはバッテリーが液体バッテリー(バッテリー液を定期的に補充するもの)から
メンテナンスフリーのシールドバッテリーになったりしています。
※バナナ号は液体バッテリーが手に入らず、フェイク液体バッテリーです。

いかがだったでしょうか?
今では当たり前になっている機能も、当時はなかったりします。

映画の中では、車いすに座り続けるていることの大変さや、辛さは描かれていなかったようです。
いろいろな路面を走るシーンがありますが、実際に筋ジストロフィーで、
あの車椅子でしたら相当に大変な毎日だったのだと想像できます。

シーティングがされていませんので、支えが少なく、体は倒れてしまうし、お尻は痛い。
映画にもあるように、平らなクッションの上に自分で座布団をひいて使っていたようです。

車いすに体を合わせていた時代だったのだと思います。
現代では考えられません。

そんな時代であっても自分らしく「わがままに」生きた鹿野さん。
不便でありながらも人を巻き込みながら生きること美しさが描かれています。

前田哲監督のコメント(一部抜粋)

明るいところではとても見えにくい小さな光は、
暗闇では輝いて見えて、希望と勇気を与えてくれる。
私にとって、渡辺一史著『こんな夜更けにバナナかよ』との出会いは、まさにそうでした。
多様性とマイノリティーが危機に瀕している暗闇のような混迷する現在にこそ、必要な物語です。
今まで見たこともない生き様をスクリーンに蘇らせ、
「生きる力に溢れた希望の映画」として、多くの人々の心を灯したいと強く思っています。

 

バナナ号製作記
バナナ号をバラバラにして、作り直す過程を紹介しています。

バナナ号:映画撮影用に、24年前にあった車いすを再現。

 

 

メニュー