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可能性を感じた日

 

team Assimo〜好奇心と創造力で可能性を広げる〜 
というチームを地元東村山で発足しました。

ここでは、障がいがある子達のニーズを捉え、その子達の可能性を広げるチームアプローチを進めています。

特定非営利活動法人地域ケアさぽーと研究所の下川 和洋先生を中心に、
看護師・NPO法人代表理事、理学療法士・放課後等デイサービス代表、
当事者の親、元ヘルパー・市議会議員など多彩なメンバーで構成されています。

これに私(浅見個人)は電動車いす屋という立場で参加しております。

地域連携・多職種協働の活動です。

工房輪のユーザー様も何名か下川先生と関わりがあり、
直接、間接的には面識がありました。

医療的ケアから、コミュニケーションエイド、スイッチ、視線入力など、
とにかく精力的に活動されている先生です。

地域での活動、情報交換を一緒にしたいと思い懇親会の場を作って頂きました。

下川先生は初めて我々と顔を合わせた後、
「目の前にいる方を大切にして、どうしたらその願いが叶うかを一生懸命考える良い仲間があつまりました」
とSNSに書きました。

私達は、様々な職種や立場ですが、この一文において一致しています。
社会を変えようとか、制度を変えようとか、そういうことも大事ですが、
まずは、身近な目の前の方に向き合おうと活動を始めました。

今年の1月には第一弾企画として
東村山駅ビルのサンパルネの会議室をお借りして

〜好奇心と創造力で可能性を広げる〜電動車いす体験学習会を開催致しました。

参加者は、当事者家族が21組。スタッフも合わせると約60名程でした。
工房からは浅見、栗田、三浦が参加しました。

会場に入りきれないくらいの大賑わいで、地域からの強いニーズを受け止めました。

下川先生には改造した乗用玩具モッティを持ち込んで頂きました。
子どもが乗るスタイルと、紐でバギー型車いすや車いすを引っ張る「トナカイスタイル」
が人気でした。無線リモコンで遠隔操作が可能ですが、普段使っているスイッチで操作できるように
改造さてれていました。

工房輪からはペルモビールF3Corpus、今仙EMC-930を持ち込み
「でんどうくるまいすたいけん」をして頂きました。
この日に初めて電動車椅子を運転できた方も。

下川先生が持ち込んだスイッチで運転できたお子さんもいらっしゃいました。
工房輪ユーザーの杉浦さんも駆けつけてくださり、当事者目線の話をして頂けました。

もちろん電動姿勢変換椅子P-5Chair(屋内用手動車椅子)も持っていきました。
まずは下川先生に説明

P-5は電動ティルトに加え、背もたれが自由に動かせる車椅子です。
みなさん色々な動きを楽しまれていました。
やはり体を伸ばす、ねじると気持ちが良いようです。

体験されたみなさんの様子を是非御覧ください。

 

当事者の方に関わる者がどれだけ本気になるか、
関わる人達をどれだけ増やすことができるか
問われている感じがした会になりました。